書評

泥棒国家の完成

ベンジャミン・フルフォード著の「泥棒国家の完成」を読む。非常に恐ろしい本である。なぜなら私が読んだ限りこの本に書いてあることは真実のように思え、これによると近い将来日本という国は破産してしまうとのことだ。

どうして破産するかについてはいろいろと書いてあるのだが、なぜ日本がかくもだめになったかを追求するとそれはみな「臆病」cowardだからとある。そして日本の社会階層の上部にいる人の臆病さは異常とまで指摘する。で、なぜみな「臆病」になったかというと、日本人には申し訳ないがとの書き出しでこうある。

日本の降伏が原爆atomic bombによってもたらされたことをあげるしかない。(中略)東京大空襲では10万人以上の人々が死んだ。逃げ惑う人々は業火に焼かれ、隅田川には死体があふれた。そして、広島、長崎では、都市とそこに暮らしていた人々は、ほぼ一瞬にして地上から消えてしまったのである。これほどの地獄を経験した人々が、それを実行した相手に対してどんな気持ちを抱くだろうか?もはや立ち上がる気力すら失せてしまうのは、同然ではないか。

うーん、どうだろう。確かに説得力はあるが、私たちのように戦争を経験していない世代の方が「臆病」になってるとしたらこの説はあてはまらない。それはそれで別の原因かも知れないが。ともかく原因を突き止めると「臆病」さにあるというのは納得できる。ともかくせめて「臆病」をさけもっと「勇気」をもって生きていこうと思いました。

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