久しぶりのブログ更新。今年の夏に念願の北海道ツーリングに行ったのでブログに残しておこうかと。実は去年行きたかったのだが、いつの間にか夏が終わってしまったので、今年は公私共に強い意志でスケジュールした。とはいえ休める目処がたったときには時すでに遅く、フェリーの往路は大洗→苫小牧は2等の雑魚寝(その後キャンセル待ちで2等寝台)、復路は大洗の便はなく小樽→新潟の2等雑魚寝しか取れなかった。まあ、そんな些細なことはどうでもいい。
出発は8/14(日)、汗だくになって荷物をバッグに積み込み灼熱の首都高を通過して大洗のフェリーターミナルに向かう。上の写真は常磐線のどこかのSAにて。この時隣のバイクも同じフェリーに乗ってた。話しかければ良かったと少し後悔。
特に迷うこともなく大洗に到着。ちなみに今回のナビはiPhoneでのGoogle Map。バイクを止めて少し行列に並んで三井商船フェリーの乗船手続き。「予約済みでも書類の記入が必要」とのことでせっせと書くもよく見ると小さい字で「ネット予約の人は書類の記入不要」とある。予約なんてみんなネットだろうにもっと大きな字で書いておけ!と思うが、うかれているので大抵の事は許せるのである。
バイクは一列に並んで自走して乗り込むのだがこれまた旅情がある。これから旅が始まると思うとみんな感極まってアクセルふかしたりしている。エコじゃないけど仕方ないか。次のは乗り込み次の動画。なんてことないが何度見ても楽しい。
乗船すると、早速自分の部屋へ向かう。割り当てられた寝台は6人部屋。部屋といっても二段ベッドが壁にそって3つあるだけ。ちょっとした荷物置き場もあるので、ジャケット、ヘルメット、持ち込み荷物ぐらいはおける。さっそくフェリー内の大浴場で汗を流す。まったりしていたらいつの間にか出発していた。約19時間の船旅の始まりである。
晩飯を食べるとさほどやることもなくただただ本を読んで過ごしたりする。iPhoneは圏外。2等と思しき客はロビーのソファーで寝たり。夜中にロビーのソファーで本を読んでいると、向かいで寝ていたおばさんがムクリと起きて夢の内容を語りだした。となりでパソコンで何やらやっていた青年が「母さん、まあそんなこと気にしないでゆっくり寝ろよ」とどこかの方言で諭すのが印象的だった。結局、寝台は強烈ないびきに苦しめられたがまあなんとか寝ることもでき。あとはライブラリーにある歯抜けの「めぞん一刻」などを読んだり、北海道のガイドブックを読んだり、ツーリングマップルでルートの確認などをしてひたすら暇を潰す。
ちなみに、いくら2等寝台とはいえ、横になって寝れるし、風呂も入れるし、食堂でご飯も食べれるしで、船酔いしない人であれば飛行機のビジネスクラスや乗ったことないけどファーストクラスよりも快適だと思う。ビバ!船旅。
そうこうしているうちに、苫小牧上陸が近づいてきた。到着は午後1時半。晩飯、朝食と連続で船のレストランで食べたので最後の昼ごはんのカレーはスキップ。上陸して旨いものを食べるぞ!いよいよ到着とのことでまた下に降りて上陸準備。そして上陸!
だが、降り立った北海道は曇っていて少し肌寒かった。(その2に続く)
明けましておめでとうございます!もう去年の話になってしまいましたが…。やはり「ヒザすり」をやってみたい!ということで、BKライディングスクールに行ってきました。このスクールはサーキットを借りきってレンタルバイクに乗って、現役ライダーの直接の指導を受けることができるという夢のようなスクールである。ただし、サーキット走行ということでそれなりの装備が必要で、革ツナギ、レーシングブーツ、レーシンググローブと結構な出費が強いられる。一旦、買ってしまえば長く使えるので徐々に元をとっていけると自分を納得させている。
雨の中、レンタカーを借りて朝5時半に出発してなんとか現地に8時着。ちょうど雨もやみスクールが開始する。ステップワークの練習のために立ったまま左右にマシンを魚のヒレのようにクネクネさせる練習や、直線をひたすらS字で蛇行する練習をしたあといよいよヒザすりの練習。
講師の鈴木大五郎さんの「初めてヒザをするまでは温度の分からない熱いコーヒーを飲むようにおっかなびっくりだが、慣れるとドンドン擦れる」というアドバイスが分かりやすい。直線が20mくらいの小さな楕円をクルクルと回る。ポイントは、1.イン側のステップはつま先立ち、2.腰をしっかりと落とす、3.ガバッとヒザを広げるの3点と理解した。
グルグルと回っているとだんだん地面が近づいてきて必死に、本当に必死にヒザを突き出す。心では「擦れー。擦れー。」と叫ぶ。ちょっとだけカリッと擦ったところで呼び止められブレーキングが出来ていないとの指摘。あまりブレーキが利かないので3本握りにしてガツンとかけてフロントを沈み込ませてから大胆に寝かすとガリガリッと擦るではないか!アドバイスのように一度ヒザをするとそれ以降はとても簡単になった。
次はライン取りだ。クリッピングポイントという最もイン側により点がかなりコーナーの奥にある。そこを目指していろいろとラインを工夫する。その間にも「腰が落ちていないー!」とか「ヒザが開いていない!」とメガホンでゲキが飛ぶが、最後には安定したラインで毎回ヒザをすりつつ回れるようになった。
その次は、コースの内側を使った短いコースをグルグルと回る練習。これがフリーでサーキットを初めて走る経験でみんなについて行くだけで結構大変。でもとても楽しい!やがて完全にゲーム感覚になってしまいヒザすりはもちろん、腰を落とすとかすっかり忘れてしまって夢中になってグルグルと回る。ああ、何しに来たんだか!
最後はフルコース。最終コーナーからホームストレートはかなりスピードが乗るので結構怖い。そして今まで消えていた電光掲示板にタイムが出る。「まさか自分のタイム?」と思って回っているとどうやらそうらしい。最初は55秒ぐらいだったが、毎週縮まってきて52秒ぐらいになってきた。脳内は完全にGT5をやっている時と同じである。自分の中で「このラップはいけてる!」と思った周などタイムに気をとられて減速するのを忘れてエスケープゾーンに突っ込んでしまった。ゲーム脳ってやつか?
そんなこんなで教わったことをすっかり忘れて走っていたせか、後日アップされたプロカメラマンの中尾氏が撮ってくれた写真も皆かっこよく腰を落としているのに、私のだけヒザも出さず漫然と走ってるような写真ばかり…。次回行ったらタイムに気を取られず基本に忠実に走りたいと強く誓う。
その後1週間は階段の昇り降りにも苦労するくらいの激しい筋肉痛になったものの、非常に楽しい経験であった。次はミニサーキットにいって自分のバイクでヒザをすってみたいぞ。
そもそももう半年ぐらい前の話。6年くらい乗ったSRV250の自賠責保険が切れるタイミングでバイク屋に次のバイクを探しに行ったら400ccも750ccのバイクもあまり値段が変わらないことから興味本位で大型二輪を取ろうかなと思い立つ。
なんとなく調べてキャンペーンをしていた東京日産ドライビンカレッジに申込む。延長しなければ73,000円ポッキリ。この年になって学校に通うのは新鮮でとても楽しかった。毎週の自動車学校の帰りにバイク屋に行き、最初にそのスタイルに惚れ込んで興味を持ったのが600ccのFZ6-Nだった。しかし、無事に延長なしで免許がとれた頃には売れてしまっていた。探せば見つかったかもしれないが、高速道路だとやはりカウルがないと厳しいいということで、カウル付きのFZ-6 Fazer S2に目をつけて悶々となやむ。
そうこうしている間に無事に大型二輪を取得して、レンタルバイクで扱っていなかったFZ-6のかわりにひとつ大きい1,000ccのFZ-1 Fazerを借りて奥多摩にツーリングに行ってみた。最初混雑した市街地を走っている間は、「低速トルクも細いしすぐにエンストするし乗りにくいバイクだなー」と思っていたが、峠を走ってビックリ。ものすごく素直に曲がる。多少スピードが乗っていてもクイクイ曲がる。最近のバイクすげー。また帰りに乗った高速では、コーナーでもビシッと安定してる上、加速時もまるでレールに乗ったようにそれでいてロケットのように加速するではないですか!ということですっかり惚れ込んでFZ-1に狙いを絞る。
で、調べてみて知ったのだが、FZ-1は以前は逆輸入しかなかったのだが、ヤマハが国内盤を販売し始めている。ただ、海外仕様では150馬力だったのを国内の道路事情にあわせて95馬力にデチューンして販売している。2chのスレでは「国内版のでも十分」という意見と「国内阪はかったるい」という意見で火花を散らしている。もともと20馬力そこそこの250に乗っていた私からすれば、どちらもものすごく速いのだが、値段がほとんど変わらないということから2007年のカルフォルニア仕様の逆輸入車をチョイス。色は紺。2007年型なので新車ではあるが、アメリカもしくは日本で3年店頭に並んでいたものだ。
確かに音はレンタルバイクで借りた国内版に比べて迫力があるが、馬力に関しては今のところせいぜい7,000回転くらいしか回さないのであまり変わらないように思う。また逆に馬力がありすぎて扱いにこまるということも特にない。まあ常識的な範囲で走る限りピークパワーが何馬力というのはたぶん気分的な問題だろうが、リミッターもないし300km/h近くでるということを考えると楽しくはある。試す機会はないだろうが。
で、さらにバイクの面白さにはまってホンダがやっているバイクのスクールHMSに行ったりして汗みどろになってクネクネと走ったりしている位のはまりっぷりである。うーん、すぐに飽きるかも知れないけど結構はまっています。