RSSリーダーで定期的にチェックしているサイトに激安★超特価商店街がある。いつものようにチェックしていたら、型落ちのMacBook Airが、109,800円で売っているのを見つけてしまった。で、悶々と2、3日悩んで結局ポチッと購入。
確かに衝動買いだが、MacBook Airが発表されてからずっと狙ってはいた。私は初代の白MacBookを持っているのだが、若干もっさりなのと重いのがずっと気になっていた。
MacBook Airが出た当初は、イーサーネットがない、USBポートが1つしかない、DVDドライブがない点あたりがが問題とされていたが、今まで使ってきたセカンドマシンの白MacBookは、イーサネットもUSBも使ったことがない。DVDドライブはOSのアップグレードのときぐらいだ。つーわけでMacBook Airにすると軽くていいなーとずっと思っていた。ベッドに持って行ったり食卓に持って行ってちょっとWebを徘徊するのにもやはり軽い方がいいのである。
さて使ってみての感想だが、後述するある一点をのぞいて非常に満足だ。白MacBookと比べると同じメモリ2GだがCPUが”Core Duo”から”Core 2 Duo”になった分、きびきびと動くし、軽いし、スタイリッシュだし、部屋が暗くなると自動的に液晶の輝度を落として、ムード満点にキーボードが光るし、キーボードはうちやすいし、スライドパッドはスムーズだしでとっても満足だ。
ただ、一点気になるのはファンのうるささである。ちょっとでも負荷の重い処理をすると急にファーと鳴りだす。ネットで検索してみると次のようなステキなページが見つかった。
Cotton Articles v6: MacBook Airの騒音と本体の発熱をCPUの電圧調整とファンの回転数調整で解決する
このサイトを参考にして早速、CoolBookなる$10の有料ソフトを買ってみたが、なかなかレジストレーションのメールが来なかった。すっか忘れた5日後ぐらいに届いてやっと使い始めた。(今ココ)
ネットで見てみると、1.8GHzの人は4段階ぐらいに細かくクロックを調整できているようだが、私のは1.6GHzのせいか分からないが800MHzと1.6GHzの2段階だけだ。しかも800MHzはデフォルトの0.925Vより下げれない。1.6GHzの方は10Vから下限の0.925Vまで下げても普通に動いている。イマイチすっきりしないが、まあこれで幾分かは増しになった気がする。
このエントリーもMacBook Airでメールを書いているだが、これくらいの作業ならまあ静かなものだ。ファンの回転数は、smcFanControlなるツールでモニタリングしているが、最低回転数の3,600rpmだ。このソフトは最低回転数を調整できるので、常時3,500rpm以上でファンが回るようにしている。少しでもうるさい期間を減らすために。
まあ、いろいろ書きましたが古いMacBookはヤフオクで売れたし、MacBook Air、略してMBA大変気に入っておりますです、ハイ。
夏休みということでディズニーリゾートに行ってきた。1日目にディズニーランド、2日目がディズニーシーにいったわけだが、2日目はとにかく暑く、その上、ファストパスをとったりアトラクションに乗ったりしているうちに、「もうこれ以上歩けない!」というぐらい疲れてしまった。
ヨロヨロになりながらも、お昼と言うことで、手近なエスニック料理のレストラン「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」の門をくぐる。この日は園内のどのレストランもそうなのだが、お盆休みのためか、ひどい混雑でこの暑いのに中にさえ入れてくれず、係員のお姉さんに外に並ばされる。ここでまず、ちょっとイラッとする。暑い中10分ほど待つとやっと店内に入れてもらえた。店内では4列くらいの列があり、会計をして食事を受け取り各自席に運ぶ仕組みになっている。
みんなで待つのも無駄なので妻に席をとって座っててもらおうとするも、食事を持った人でないと座らせてもらえないとのこと!「なんて不親切なんだ!」とまたまたイラッとする。
長い列の途中にレジがあり、チキンライスとアルコール類(ディズニーシーではレストラン内のみアルコール類が提供されている!)を注文しすると列の最後で自分の食事をトレイごと受け取る。が、食事を受け取るまで結構な時間がかかる。よく厨房を観察してみると大量に食事は出来て並んでいる。さっさと客に渡せばよさそうなものなのに、なかなか客に渡しておらずまたまたイラッとする。かといって店員が暇そうにしているかというとそうでもなく忙しそうに動いている。
で、並んで待っているうちに今までイラッとした部分について「もしかして食事出来る人数を最適化(最大化)するように運営されているためでは?」と思ってきた。そうだとしたら来店→注文→料理を受け取る→食事のサイクルで、ボトルネックとなっている部分を最適化しているはずである。
このレストランでボトルネックなっているのは、どこかと考えるとおそらく最後の「食事」の部分だ。なぜなら座席には限りがあり、簡単に増やすことが出来ない上、店の努力で食事の時間を上げる訳にもいかない。せいぜい料理をぬるめにつくるくらいか。一方、注文を受け取ったり、おそらく冷凍もしくは作り置きの食事を提供する速度は上げることが出来る。
とすると、この座席の回転率を最大にするには、「食事をする人以外の人を座らせない」、「座席が空いたらすぐに座らせる。ただし、座席に空きがないのに食事を渡したらだめ」のルールが自然に浮かんでくる。でもって、このレストランはこれらのルールを忠実に守っていることに気づく。「食事をする人以外の人を座らせない」については上に述べた通りだし、「座席が空いたらすぐに座らせる。」は前の行程でお金を支払って、料理を受け取るのを待っている人をある程度確保しておき、待たせていることからそうなのだろう。
そう思って見ると、大量に料理が出来ているのになかなか客に料理を渡さない厨房も、小さな機械から伝票が出てきてそのタイミングで食事を客に渡しているように見える。賭けてもいいが、あの伝票は注文を受け取ったときではなく、座席が空いたときに出てきているはずだ。おそらくホールの責任者が料理を出す速度を制御していてその指示で厨房の伝票が出てきている。
私の仮説が正しければ、ディズニーシーはベストを尽くしていると言えると思う。しかしである。ここまで効率よく管理されている客の中に自分達がいるかと思うと少々複雑な気分になるのも事実だ。
あと、関係ないけど体力に自信が無い人は夏にディズニーリゾートに行くのはオススメしないです。ハイ。
先日のエントリーで、最近ブログでiPhoneアプリのRSS ReaderのBylineについてべた褒めしたところ、さいとさんからLDR Touchとどう違うの?とのコメントがあった。で、すぐに「いやいや、全然いいですよ。なぜなら~」とコメント欄に書こうとしたがなかなか「よさ」を文章にするのが、難しいな-と悩んでいた。
さて、関係ないが「パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則」を読んだ。この本で建築家のクリストファー・アレクサンダーが、ブラジルの首都ブラジリアなど人工的に造った都市に比べて、ローマやパリといった自然都市が持っているものとして「生き生きとした建物や町が持つ特性」を持つことを発見し、それらに「無名の質(Quality With No Name=QWAN)」と名付けていることが紹介されていた。
この本では、建築と同様にソフトウェア開発の分野でも無名の質を備えた都市を造ろうとするクリストファー・アレクサンダーのアプローチ共通部分があり、実際にアレクサンダーのアプローチをソフトウェア開発に応用する試みも紹介されていた。で、思ったのがBylineが備えているのが、「無名の質」ではないのか?という仮説である。
使いながら注意深く観察してみると、Bylineは以下の点がLDR Touchと比べて優れている。(と思った)
一番上のキャッシュできるという点はおそらく「無名の質」ではないだろう。しかし、それ以外は「無名の質」なのではないかと思う。ただ、これら「無名の質」は実際に使っていても気づくのが難しいし、ましてやどこが優れているかを論理的に説明して他人に勧めるのも難しい。
携帯電話の分野は技術的に飽和してきてユーザーの買い換えも鈍くなってきているが、こういった分野では、内蔵デジカメの画素数やCPUの速度、搭載メモリの量などに変わって、いかに「無名の質」を備えているのかで勝負がつく時代に入って来ているのだと思う。で、その携帯電話の分野における「無名の質」の多さでは今のところiPhoneが独走しているように思うが、この話はまた今度。