このドメインが動いている自宅サーバーは2007年にVMwareからXen移行した。その時に書いた大徳日記 » VMware ServerからXenに移植なるページは、「VMware Xen 移行」でググると2番目(最近まで1番だった)に来るぐらいの人気エントリーだったが、今度はXenからVMwareに戻した。理由は異なるディストリビューションの組み合わせの準仮想化(CentOSの上でDebian)ではたまたま動いているというのがあり気持ちが悪いことだ。カーネルのアップデートはリスクを考えるとかなり腰が重い。そういう訳で冬休みの宿題はXen→VMware移行で決定!
でもでも、VMwareで運用するに当たってはいろいろあって、
- やっぱストレージはRAID構成にしたいよねー
- でも、VMwareはソフトウェアRAIDサポートしないからRAIDカードいるよ
- 調べたら安いので4万くらいか。高いけどポチるとするか
- む、Raw Device MappingにしてLinux仮想マシンでSoftware RaidカードにすればRAIDカードいらないのでは!
- でもストレージをどうやって他の仮想マシンに見せるのよ?
- VMwareだとiSCSIのディスクサポートしてるからそれで仮想マシン達で共有できるよ
- おけ、ESXとSoftware RAID起動用の30G SSDとRAID用のWD 2T x 3発注したよ
- そういえば、今のバックアップ運用ってLVMのスナップショットで静止点とってrdiff-backupで逆差分バックアップとってたけどVMwareのiSCSIでもこの方法でとれるのか?
- う、VMwareにiSCSIデバイスを提供するとかなりまとめてVMwareに見せないとメリットがないなー
- まとめて見せると、その中にVMFSが作られて各VM毎のディレクトリにvmdkがあってあるのかー
- これでいくとしたら、夜間VMFSの論理ボリュームの静止点をとりマウント。そしてその中のvmdkをマウントしてrdiff-backupでバックアップか?
- VMFSとvmdkのマウントが出来れば(今調べたらできそう)出来ないこともないけど、VMwareにべったりだなー
- あ、そうだ。VMwareのハイパーバイザーすっとばしてVMが直接iSCSI喋ればいけるかも!
というわけで、構想としては仮想ディスクのない仮想マシンからディスクレスでアクセス。おまけにSAN Boot。カッコイイー。SANといっても通常のオレンジ色のファイバーのはFC-SANでiSCSIなどIPベースのはIP-SANというらしい。他にもFC-SANの内容をEtherでやり取りするFCoE(Fiber Channel over Ether)もあるらしい。ややこしいですな。図にするとこんな感じ。
次の課題が、IPでSAN Bootしようと思ったら、物理マシンだと専用のカードが必要なこと。しかし今回は仮想マシン。調べてみたらありましたよ、ピッタリのが。オープンソースのgPXEなるブートローダーでVMも仮想マシンのROMを置き換えたらネットブート可能です。
最初はせっせとROMを書き換えていましたが、このブートローダーはISOイメージでも提供されてまして仮想マシンに仮想CDを付けるほうが手軽ということに途中で気づいてしまい仮想CD-ROM Boot→SANブートとなってます。長くなったので続きは次回に続きます。
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