年末に町田のドスパラを覗いてみたら、特価で1.5TのHDDが11,980円で売られていた。私の自宅サーバーには4台のHDDを積んでいるのだが、うまくしてこの1.5TのHDDをミラーリングしてHDDを4台から2台に減らしたいという欲望に駆られ、気がついたらこの1.5TのHDDを2台購入していた。
というわけで移行の開始である。移行元のCentos 5.2はSATAの1ドライブに入っておりパーティションの状況は次の通り。1つめが/bootで残りはすべてLVMという典型的なインストールである。
デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 1 13 104391 83 Linux
/dev/sda2 14 60801 488279610 8e Linux LVM
これを新しく買ったドライブに置き換えてRAID1で2重化する。既存のドライブにもう1台追加してRAID1化する方法は次のページにあるので参考にする。
非RAIDシステムのRAID化 – CentOSで自宅サーバー構築
今回は追加ではなく置き換えなので、上の手順とは少し手順が異なるがほとんど同じである。しかし、上のページを参考にしてやってみたが、最初はなかなかうまくいかなかった。どうしても起動時にルート・ファイルシステムを認識するときにkernel panicになってしまう。一時は自分でinitrdを自作して、起動するところまで行ってしまったが、この解決法に激しく違和感を憶えもう一度調べ直す。最終的には、次のページを見て解決。
このページによると、ブート時にRAIDパーティションを認識させるためには、次の3点を守らないといけないらしい。
- カーネルにRAIDドライバがモジュールではなく組み込まれている
- RAIDを構成するデバイスのパーティションIDが0xfd (RAID 自動検出) である
- persistent-superblockが有効になっている。
で、私はパーティションIDをLinux(0×83)やLinux LVM(0x8e)にしていたので、自動認識されなかった。気づいてしまえばなんと言うことはない。まあ、ここで作ったパーティションはRAIDパーティションであり、Linux LVMのパーティションでもあるのでどちらにするか迷うところだが、よくよく考えてみると、このパーティションの目的はあくまでRAIDなのでRAID(0xfd)を設定すべきである。RAIDのパーティション構成した上で、出来たRAIDパーティションをLVMにするのかあるいは素でext3で使うかというのは、あくまでRAIDを構成した後の話なのでここで持ち出すべきではない。ということに気づいた。
というわけで無事に1.5Tx2(RAID1)で起動するLinuxサーバーが1つ出来ました。次は引き続きこのサーバーにDebianのDomain-Uを乗せて、saitoudaitoku.comサーバーに仕上げます。
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