日記

レ・ボー・ドゥ・プロヴァンス

南仏に出張ということで友達(女子)に「南仏プロヴァンスの夏休み。」というFIGARO Japonという雑誌をもらって持って来ている。どうもです>E嬢。明らかに女性向けの雑誌でちょっと読んで「近くのスポットはないだろうなー」と勝手に思っていたが、土地勘が付いてきた最近見ると近いところがいくつかあるじゃないですか!!というわけで日曜日はプロヴァンス小旅行に出かける。

最初のスポットはLes Baux-de-Provence(レ・ボー・ドゥ・プロヴァンス)だ。日本から持ってきたガイドブックによると半ページだけ載っていて「詩人のミストラルが、鷲の一族と呼んで武勇を称えたレ・ボー一族は、この岩山の頂点に難攻不落の城西を構え、この地方の文化の中心として栄えた。やがて幾多の政争を経て、ルイ13世の時代に城塞はほうかいした。今日、この廃墟からは、アルルなどのプロヴァンスの風景が一望できる。」などとありなかなか旅愁を誘うところのようだ。

しかし4ページも割いているFIGARO Japonには「伝説の岩山をひと巡りしたら、谷間のむらではおいしい料理に舌鼓。」などある。もちろんフィーチャーされている店はいずれも、おしゃれなアート・カフェ?やオリジナル生地のテーブルクロスや絶品のオリーブオイルの店などだ。ともかく、10時半という驚異的に早くに出発してハイウェイを乗り継ぎアルルを通り過ぎ北上してLes Bauxを目指す。近づくにつれなるほど多くの岩山が目立ってくる。

2時間ぐらいで要塞のふもとに到着。ここからは歩いて登るしかないようだ。といっても10分もあるけば到着する。運動不足の私にはまあいい運動だろう。私にとってはいい運動だが、この要塞を攻略するのはほとんど不可能ではないかと思う。

登ってみると要塞の中に小さな村があるのが分かる。おみやげ物の店、名産の生地で作ったテーブルクロスを売る店、簡単な飲み物を出すカフェ、レストランなどがひしめいている。ちょうどお昼なのでレストランを探すが、どこも混んでいる。FIGARO Japonに載っていたアート・カフェも満員だった。そもそも一人の客は店としてはあまり喜べない客なので、一人のときは少しすいている店がちょうどいい。そういうわけでちょっと外れたところにいい感じのレストランを見つけて入る。出迎えてくれた女主人は、私がフランス後がさっぱりなのを悟ると料理をしている旦那を呼び出す。旦那は自分の仕事でもないのに英語でオーダーをとってくれたり超親切だったが、奥さんに尻にしかれて頭があがらないのだろう(もちろん勝手な憶測)。ここでは地元の4種類のチーズが入っているサラダをチョイス。こっちでは大きいサラダが主食にもなるようでおいしい上になかなかお腹もいっぱいになる。

食後、お土産などを買いながらぶらぶらしてるうちに欲しかったアイテムのワインオープナーを発見!!こっちにきて気になっていたのがレストランの店員が使いこなしているワインオープナーで、普通のと違って2段階にてこの原理を使って立ったままテーブルを使わずにスマートにあけれるやつで勝手にダブルアクションタイプと命名している。もちろんさっそく購入。15ユーロなり。ホテルに帰って試してみましたがちゃんと空きました。うーん、一番の収穫がこれかよ。このあともう一箇所行くんだけど続きはまた次回。

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