やっとのことでパリの市街地に向かう電車に乗ってパリ市街に到着。まずは時間節約のため指差しで指定するとレンジであっためてくれる中華料理を食べる。
満腹になったのでルーブル美術館に向かう。地図を片手にぶらぶらと歩いていると突然巨大な建物が現れそれがルーブル美術館だった。さっそく中に入ってみる。
ちなみに料金を払う入り口はかなりなかにあるので小説「ダビンチ・コード」にも登場するガラスのピラミッドのある公園までは無料では入れる。ここをぶらぶらしていると白人の女の子が二人話し掛けてきて、自分のカメラを指差してフィルムを入れてくれと頼まれる。なんとかフィルムを入れるがうんともすんとも言わない。多分、電池が切れてるのだと思いつついろいろ試してみてると「他をあたるからと」いう感じでどこかに行ってしまった。よう分からん。
入り口はガラスのピラミッドの地下のホールになっているが世界有数の美術館という荘厳さは無く、人が多く雑然としておりどちらかというとターミナル駅のコンコースといった感じだ。8.5ユーロの入場料を払って入る。目的はもちろんミロのヴィーナスやモナリザだ。この広大な美術館の中でそういったメジャーアイテムにたどり着けるのか不安だったが、その心配はまったく無用だった。館内のいたるところに「モナリザこっち」という標識があるからだ。
まずはミロのヴィーナスを発見。ちょうど年配の日本人の団体がいてみんなデジカメで写真をとりまくっていた。それにしてもこんな有名な作品なのに手が届きそうな感じでおいてある。もしかしたらレプリカなのではなどと思ってしまう。とはいえさほど感動もなかった。
さらに膨大なキリスト教にまつわる莫大な量の絵をみつつ奥に歩いていくと「モナリザ」発見。ルーブル美術館で一番人気だけあってすごい混雑だ。これまたみんな写真を撮っているのだが、防弾ガラスの向こうにある絵をさほど明るくもない場所で手持ちのデジカメで撮ってもまあはっきりいって大して綺麗な写真は取れないわけで。他の人が写真を撮ってその出来栄えにがっくりするのを見るほうがよっぽど面白い。
「モナリザ」はなんだか不思議な絵で見てると、「私は知ってるんだからね!!」といった感じで話しかけてくる奇妙な感覚にとらわれる。まあ、私だけだと思うが。
もうちょっとパリの日記を書きます。
> 自分のカメラを指差してフィルムを入れてくれと頼まれる
気をそらせるスリの手口かと思ったけど、違うのかしら?
小さい子供も一人いたのでもしかしたらそうかも知れません。でもスリっていうより田舎から来た観光客って感じでした。