日記

アフォーダンス?

江島氏の「XMLとアフォーダンス」というエントリーを読んで、初めてアフォーダンスという言葉を知った。

それをとうとう乗り越えることができたのは、先日のこの発見でした。

XMLデータは自分をどう扱って欲しいかをアフォードしてくる

これは、私にとっては飛び上がって驚くほどの視点の転換でした。

この江島氏のエントリー自体は理解出来たのだが、アフォーダンスという言葉はアフォードに対応する日本語がないせいかいまいちピンと来なかった。で、先日やっとこのアフォーダンスという言葉にピンと来た。東京の地下鉄の半蔵門線をよく利用する人なら分かると思うが、半蔵門線は表参道駅で銀座線のホームと向かい合わせになっており、表参道で乗り換える場合はホームの反対側に行くだけでいいので重宝している。ところが電車の長さが半蔵門線の方が長いため、半蔵門線の最後尾車両から銀座線に乗り換えようとすると向かいに行っても銀座線の車両が来ないので前の方に移動する必要がある。

で、この銀座線の車両がない部分には鉄の柵がある。少し話が長くなってしまったがこれこそアフォーダンスだと思う。この鉄の柵は決して転落防止の為ではなく、この鉄の柵の唯一の目的は「ここには銀座線の車両が来ないので、ここからは銀座線に乗れませんよ!」と無言でアフォードすることにある。「ここには銀座線の車両は来ないので、ここからは銀座線に乗れません。」という看板を張るより、きっとはるかに効果的である。

電車に乗っているときは、だいたいこんなとりとめもないことを考えていることが多いものです。

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