土曜日に海まで行って寝て起きると当然ながらまだ日曜なわけで。にもかかわらず時差のせいか毎日7時には目が覚めてしまう。いつものように駅前のサンドイッチ屋にサンドイッチを買いにいくが今日はちょっと違う店でカマンベールサンドにしてみた。普通サンドイッチと言うと耳を落とした食パンにはさまっているが、こっちではフランスパンにはさまっているのをサンドイッチと言うらしい。だいたい2ユーロか3ユーロだ。サンドイッチを食べてうだうだしてもまだ10時でルームクリーニングが近づくにつれどこかに行かねばと焦燥感にかられる。な訳でこれまた親切なフランス人のすすめるままに50キロほど離れたニームという街に向かうことにする。持ってきたガイドブックによると、今いるモンペリエはランドック地方だがニームはプロヴァンス地方らしい。プロヴァンス!!うーんいかにも南仏の響きがする。プロバンスでなくプロヴァンス。などとくだらないことを考えつつ出発する。
混むかもしれないからハイウェイより地道がいいとのことなので地道で向かう。地道といっても100キロくらいでスイスイ流れている。今度日本の渋滞がどのようなものかフランス人に見せる必要があるなー。まあ、そんなこんなでニームに到着。途中にカルフールがあったのでわざわざ寄って撮っておいた。がなんと休みだった。ガイドブックには日曜はたいていの店は休みとあるがこんなでかいスーパーまで休みとはなんてすばらしい国なんでしょう!!
適当に走っているといきなり目的のコロシアムが現れるので適当に近くの有料駐車場にとめる。昨日の教訓を生かしてしっかりと駐車場の場所を覚える。駐車場を出るとちょうどそこは公園で小さな売店とちょっとしたテーブルがあったので、ちょうどお昼だしそこでまたまたサンドイッチを買って食べつつニームの地図のチェック。となりには20歳くらいのフランス人の男の子がいて俺が店を出るときに「日本から来たのか?」「うん、そう。では」などと簡単な会話する。彼はなにをするわけでもなくコーヒー一杯でねばっているようだ。優雅よのう。
コロシアムは4ユーロくらいの入場料をとられた。選手が入場する入り口からコロシアム内部を望み映画「グラディエーター」を思い出す。その後、ひいひい言いながら上まで登るもまったく柵はない。自己責任というやつか?
私はそんなに遺跡好きでもないのでもうお腹一杯なのだがまだ30分くらいしか観光してないのでいきなり帰る訳にもいかず、保存状態のいいといわれている神殿メゾン・カレを見に行く。近くにいくとうわーふるーって感じ。紀元前5世紀だから2500年前か。そりゃ、古いわなどと思いながら写真をとる。中に入るもこれは無料だった。なんでコロシアムや神殿があるかというとここは昔ローマ帝国に支配されてたからだそうだ。難しいことはよく分からんが…
他にも噴水を見たりするが炎天下歩き回りすっかりへとへと。アイスを食べながらやっと最初の公園までもどってくる。ふと見ると芝生でみんな寝転がっているので早速参加。となりの人はお腹まるだしで熟睡してた。暇なやつよのーと思いつつ良く見てみるとさっき話した男の子だった。「あんた一回しかない人生それでいいのか!」と小一時間問い詰めたくなったがフランス語も話せないのでやめておいた。ま、そんなこんなで5時にはホテルに戻って来ていい感じの日曜でした。
デジカメってやっぱすごい。今日(水)お昼にちょうどギリシャに話をしていたので奇遇ですね。
日曜日店が閉まるって事は一回しかない人生、日曜日をみんな仕事しないで有意義に過ごせるって事だと思いました。