日記

沖縄旅行 その2

翌日起きると、どんよりと曇ってしとしとと雨が降っていた。はるばる沖縄まで来たのにである。今日は那覇から高速船に乗って目的地の座間味島に行く予定だ。高速船は予定通り運航するとのことなのでタクシーに分乗して港に向かう。車の中でも激しい雨が降り続いており運転手さんも「今日は一日雨だよー」と悲しいことを言っていた。それでも座間味島に船が着くころには曇ったままだがなんとか雨は上がっていた。島に着くと早速宿の「米子」に。「米子」は家族経営の素朴な民宿なのが詳しくはまた後ほど。天気が少しましになってきたので近所で食事をして水着に着替えて近くの無人島に行き、シュノーケリングに挑戦。以前から聞かされていたが本当に美しい海だった。日本にもこんなところがまだ残っているのかとひとしきり感動。

田舎が瀬戸内の町だったので子供のころからよく素潜りをしていたが初めてフィンをはいての素潜りは初めて。が、フィンをはくと面白いように潜れることが発覚。今までの素潜り人生はなんだったのだろうと思うとちょっとむなしくなる。それにしてもR氏のもぐりっぷりはすごくて水深15mぐらいまでぐいぐい潜っていく。よく息がもつと関心する。ちなみに下の写真はR氏がとってくれた私の素潜りショット。

またこの日のために急遽購入したデジカメの防水ハウジングを使って水中写真の撮影に挑戦。海の中はどうしても青い光しかとれないのでフラッシュをたいたりライトで照らさないかぎり青っぽくなってしまうのがちょっと残念。とはいえ虎の子のデジカメが水没しなかっただけよしとしよう。他の人が休憩するなか一人で海で遊んでいると、見知らぬ人に水中でシャッターを押したお礼に魚をよせるソーセージをもらう。言葉は通じないが「シャッターどうもです。これ余ったんでよかったらどうぞ」というのが分かった。多分、フランスでずっと言葉なしのコミュニケーションにはげんでいたせいだろう。そのもらったソーセージだが水中に放すと恐ろしいほどの魚が群れてくる。しかもうかうかしていると指をがぶりとかまれる。ヒッチコックの「鳥」を思い出さずにはいられない。この映画は見たことはないが…

そのうちまた雨が降ってきたのでまた船に乗って宿に戻る。シャワーを浴びてから早めの夕食。この宿、「米子」というネーミングに少し疑問をもっていたが夕食時にあっさり解明。というのも食事を運んでくれたおばちゃんが奥のおばあさんに向かって「米ちゃん味噌汁がひとつ足りないよ!!」というのを聞いたからである。そう、おばあさんの名前の米子をそのまま民宿名にしている。なんてストレートなんでしょう!!ちなみにここの夕食はおいしいのだけど量がしゃれにならないくらい多い。いつもメインディッシュが二つも三つもある。(例:トンカツ+煮魚+刺身)

夕食後は、フランスで買ってきたワインを近所のイタリアンに持ち込んでプチ宴会。出張先の地元のワインを買ってきたもののR氏に「これボルドーだよ」と指摘され少しがっかり。まあ美味しかったので良しとする。2次会は翌日お世話になるダイビングショップで飲む。なぜかこのダイビングショップは店の前の大きなテーブルで毎晩宴会をやっているようで、翌日お世話になるインストラクターと一緒に泡盛の水割りを頂く。こうして長かった座間味の最初の夜は更けて行きました。(つづく)

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