エクスペリエンス

引越しして思いついた郵政公社に対する要望

引越ししたのでカード会社やWILLCOMなどに「住所が変わりました」といちいち電話したりしないといけない。まだやってないが非常に面倒である。

ここでふと思ったのが、なぜ電子メールの転送サービスのようなものがないのかという疑問である。たいていのプロバイダーはメールの転送サービスを提供している。なので、プロバイダーを変えるたびにいちいちアマゾンに登録しているアドレスを変えたりはしない。(もっとも電子メールの場合、転送しなくても違うプロバイダーに接続していてもPOP3経由でメールを受信することは可能だが)

私がリアルメールの配送会社たる郵政公社にして欲しいサービスは、転居届けを出しての転送期間の廃止(現在は1年間)と何度転居しても転送してもらえるサービスである。が、リアルメールでこれをやるのは難しいだろう。なので郵政公社がユニークな番号(仮に住所番号とする)を希望者に割り振り、ユーザーがその番号に対する住所を登録するとその住所に届くというのはどうだろう?あて先に住所の代わりに住所番号を書くと、郵政公社がリアルメールの配送を受け付けた際に登録済みの住所を引いてその住所に配送する。どのネットワークにつながっても一意のIPアドレスで通信できるようになるMobile IPのようなものである。

この仕組みだとユーザーが引っ越した場合は郵政公社のホームページなどで自分の住所番号の住所を更新するだけですむ。クロネコヤマトなどには郵政公社が格安でこのデータベースを公開すればよい。もちろん転居先を知られたくない人は、新たに住所番号を取得することも可能である。こうするとこの住所番号が恒久連絡先となり、「住所変わりました」という電話から永遠に開放される。欠点としてはなんといってもあて先が味もそっけもない番号に変わって趣がなくなることだ。世の中、この例のように技術的にはちっとも困難でなく、みんなハッピーになるというのになぜか存在しないものが多すぎる。

近い将来クレジットカードや携帯の請求書も電子メールになり、そもそもリアル住所などどうでもよいのかも知れないが、通販での配送はなくならないだろう。ちなみに私のdaitoku@saitoudaitoku.comというメールアドレスは死ぬまで使う予定である。いや、もしも可能ならば死んだ後も永久欠番ならぬ永久ドメインにしたいと本気で考えている。

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