書評

「次世代ウェブ」を読んで

この本は、「mixiって確かにみんなやってるけど、儲かってるのかな?」とか「Web2.0ってみんな騒いでるけど結局どうやったらもうかるの?」といった素朴な疑問にちょっとだけ答えてくれる。

筆者の佐々木俊尚氏は他にも「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」を書いておりWeb2.0関係のジャーナリストとしては第一人者になりつつあり、出版された本は自動的に買うようにしている。

さてこの佐々木氏はこの本でWeb2.0で成功したベンチャー企業を研究した結果、それらの企業が成功していくプロセスには以下のような共通点があるとしている。

①ロングテールモデルを使って、企業と個人、企業と企業、個人と個人、個人とコンテンツといった新たなマッチングが爆発的に起こっていく。
②これらマッチングされた個人・企業・組織・コンテンツは、ソーシャライズ(社会化)していく。
③ロングテールによるマッチングやソーシャライズによって蓄積されたデータベースが、ひとつに統合されて極大化していく。

ここで言う「データベースの極大化」はTim O’raillyの言う”Data as Intel Inside”なのだろう。なかなか頭に入らず難しいが、次の成功の基はここにあるように思うのでときどき思い出すようにしたいと思う。

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