勝間本に「会計は簡単な割りに役に立つので勉強したほうがいい。出来たら家計簿を複式簿記でつけてみよう」とあったので、前に買ってみたものの長い間読んでいなかった簿記の入門書を読んでみた。この本、ほんとうに分かりやすくサクッと読めたのでおすすめです。
この本を読んで簡単な仕訳は出来るようになったし、複式簿記の必要性も理解できた。逆に会計というものの限界が分かった気がする。会計って値付けが難しいことに対して弱いと思う。
例えばAppleのスティーブ・ジョブスのiPhone発表の基調講演でApple社の価値があがった場合(実際株価も少なからず影響をうける)、この基調講演はどのように仕訳すればいいのだろうか?会計的には単なる宣伝活動なので、イベントにかかった経費を広告宣伝費という経費で計上して終わりである。もちろん資産はまったく増えず、数字に表れるのはその後のiPhoneの爆発的な売り上げによってのみである。
これはむしろ会計というものは数字で計れるものだけを緻密に集計することによりスティーブ・ジョブズの基調講演など数字で計れないものをメジャーするためにあると考えるべきなのではないだろうか?などと思う今日この頃であります。
家業でも継ぐのんかー
特にそういうわけではなく純粋に興味本位です。
特に簿記は”過去”に起こったビジネス上の事のみを記録するのが役割ですので、ジョブスが行ったことにより将来起こりうる売上の増加などは対象外となりますね。
将来の予測系は証券会社等の金融機関のアナリストのレポートがその役割を果たすのかもしれません。