バイク, 日記

初めてのヒザすり(長文注意)

明けましておめでとうございます!もう去年の話になってしまいましたが…。やはり「ヒザすり」をやってみたい!ということで、BKライディングスクールに行ってきました。このスクールはサーキットを借りきってレンタルバイクに乗って、現役ライダーの直接の指導を受けることができるという夢のようなスクールである。ただし、サーキット走行ということでそれなりの装備が必要で、革ツナギ、レーシングブーツ、レーシンググローブと結構な出費が強いられる。一旦、買ってしまえば長く使えるので徐々に元をとっていけると自分を納得させている。

雨の中、レンタカーを借りて朝5時半に出発してなんとか現地に8時着。ちょうど雨もやみスクールが開始する。ステップワークの練習のために立ったまま左右にマシンを魚のヒレのようにクネクネさせる練習や、直線をひたすらS字で蛇行する練習をしたあといよいよヒザすりの練習。

講師の鈴木大五郎さんの「初めてヒザをするまでは温度の分からない熱いコーヒーを飲むようにおっかなびっくりだが、慣れるとドンドン擦れる」というアドバイスが分かりやすい。直線が20mくらいの小さな楕円をクルクルと回る。ポイントは、1.イン側のステップはつま先立ち、2.腰をしっかりと落とす、3.ガバッとヒザを広げるの3点と理解した。

グルグルと回っているとだんだん地面が近づいてきて必死に、本当に必死にヒザを突き出す。心では「擦れー。擦れー。」と叫ぶ。ちょっとだけカリッと擦ったところで呼び止められブレーキングが出来ていないとの指摘。あまりブレーキが利かないので3本握りにしてガツンとかけてフロントを沈み込ませてから大胆に寝かすとガリガリッと擦るではないか!アドバイスのように一度ヒザをするとそれ以降はとても簡単になった。

次はライン取りだ。クリッピングポイントという最もイン側により点がかなりコーナーの奥にある。そこを目指していろいろとラインを工夫する。その間にも「腰が落ちていないー!」とか「ヒザが開いていない!」とメガホンでゲキが飛ぶが、最後には安定したラインで毎回ヒザをすりつつ回れるようになった。

その次は、コースの内側を使った短いコースをグルグルと回る練習。これがフリーでサーキットを初めて走る経験でみんなについて行くだけで結構大変。でもとても楽しい!やがて完全にゲーム感覚になってしまいヒザすりはもちろん、腰を落とすとかすっかり忘れてしまって夢中になってグルグルと回る。ああ、何しに来たんだか!

最後はフルコース。最終コーナーからホームストレートはかなりスピードが乗るので結構怖い。そして今まで消えていた電光掲示板にタイムが出る。「まさか自分のタイム?」と思って回っているとどうやらそうらしい。最初は55秒ぐらいだったが、毎週縮まってきて52秒ぐらいになってきた。脳内は完全にGT5をやっている時と同じである。自分の中で「このラップはいけてる!」と思った周などタイムに気をとられて減速するのを忘れてエスケープゾーンに突っ込んでしまった。ゲーム脳ってやつか?

そんなこんなで教わったことをすっかり忘れて走っていたせか、後日アップされたプロカメラマンの中尾氏が撮ってくれた写真も皆かっこよく腰を落としているのに、私のだけヒザも出さず漫然と走ってるような写真ばかり…。次回行ったらタイムに気を取られず基本に忠実に走りたいと強く誓う。

その後1週間は階段の昇り降りにも苦労するくらいの激しい筋肉痛になったものの、非常に楽しい経験であった。次はミニサーキットにいって自分のバイクでヒザをすってみたいぞ。

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