PC, 自宅サーバー

Xenその後(長文注意)

さて以前書いたようにXenで遊んでみたいという理由だけで発作的にCore 2 Duoを買ったわけだが、ひととおりXenで遊んだあとは電源も入れてない始末である。一方、CelronMで動いているサーバーの電力をさらに削減するためにクロックの動的調整が可能なPentium Mと換装したために、家のメインマシンはCeleron M 1.2GHzというとてもコンピューターお○くが使うスペックではなくなってしまった。ここまで遅いCPUを使うともっさり気味になってきてニコニコ動画を再生するのにも常に全力投球の真剣勝負が常に要求される。

ちなみに家にあるパソコンを性能の高い順にならべてみると、

  1. Xenで遊ぶために買ったPC (Core 2 Duo 2.33GHz)
  2. Macのために買ったMacBook (Core Duo 1.6GHz)
  3. サブ目的で買った、ThinkPad X31 (Pentium M 1.8GHz)
  4. 自宅サーバー PentuimM 1.6GHz
  5. メインPC CeleronM 1.2GHz

となるが、1,2,3はいずれも目的があって買ったもののめったに使っていない。

すいません、話が脱線してしまいました。話を戻すとせっかく大枚はたいて買ったんだから働けCore 2 Duよ!と思ったわけである。用途はずばり自宅サーバーの後継機としてである。今の自宅サーバーはベースにVine 3.1でその上でVMware Serverで仮想化したDebian 3が動いている。ベースのVine 3.1はファイルサーバーおよびVMware Serverなどインフラ担当で、上に載っているDebian 3がWebサーバーやメールサーバーなどサーバーアプリを動かすのに使っている。

で、思いついた新しい構成は、ベースにXen + Fedora 7(Domain 0)でインフラ担当、上には既存のDebianをそのまま移植してDomain-Uで動かすというものである。ベースがFedora 7なのは調子にのって最新のチップセットを積んだマザーを買ってしまったため動くディストリビューションが他にないからである。いうなればFedora 7専用PCである。そしてXenで動かすDebianはパフォーマンスのよい準仮想化にしたい。理由は単純で完全仮想化ならばなにもXenでなくVMware Serverでいいじゃんと思ったから。

さて準仮想化で動かすためにはKernel 2.6が必須なので、今のDebianを2.4ベースの3(Sarge)から2.6ベースの4(Woody)に上げる必要がある。ここの情報を見ながら慎重に作業をしてたが、よく見たらsources.listのターゲットがstableになっていたのですでに4に更新されていた。stableは仮想的なバージョンでstableが指している内容がsarge→etchになったタイミングで自動的に更新されたのだろう。ただしKernel2.4→Kernel2.6は手動なので、

$ sudo aptitude install linux-image-2.6-686

と打ってリブートが必要。次は、VMwareのディスクイメージをXenに持っていくためにファイルに書き出す必要がある。すぐに思いつく方法は、「ルートパーティションのvmdkファイルをコピーしてから、そのコピーを見えるようにして起動したVMware上のカーネルからddなどでNFSサーバー上に吐き出す」という方法だが、根気よく調べてみるとqemu付属のqemu-img.exeを使ってvmdkファイルをrawフォーマットで出力できることを発見。こいつを使ってrawフォーマットに変換したディスクイメージをFedora上にコピー。

さて地獄はここからだった。(続く)

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