さて前に書いたVMware ServerからXenに移植に沿ってsaitoudaitoku.comサーバーの移行を計画しており、新しく買ったAthlon X2サーバーも様子見のために1週間電源を入れておいたが問題なく動いている。
ただ、前に書いたように電力がアイドル時でも72Wとやや高めなのが気に入らない。Kernel2.6なので電源管理もやろうと思ってセットアップ。ネットで見つけたサーバの消費電力削減に対するメモを参考にして、サーバーの使用率に応じて自動的にクロックを下げる設定をしてみた。
sudo aptitude install powernowd
sudo modprobe powernow-k8
sudo modprobe cpufreq_userspace
sudo echo ‘userspace’ > /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor
通常の2.1GHzから1GHzぐらまで下がってくれたかと思いきや2.1GHzのままである。
$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : AuthenticAMD
cpu family : 15
model : 107
model name : AMD Athlon(tm) X2 Dual Core Processor BE-2350
stepping : 1
cpu MHz : 2100.000
cache size : 512 KB(略)
で、Xenカーネルが悪いのかと思い普通のカーネルで起動して同じようにpowernowdの設定を行うとすぐに1GHzに下がった。すかさずワットチェッカーで確認すると50Wまで下がっている。グレート!
ふたたびpowernowdを切って2.1GHzに戻して消費電力を見ると56Wだ。あれ?
つまりアイドル時の消費電力は次の通り。とほほな結果である。
- 普通のカーネル 2.1GHz: 56W
- 普通のカーネル 1.0GHz: 50W
- Xenカーネル 2.1GHz: 72W
- Xenカーネル 1.0GHz: 設定不可
まだ確認は出来ていないがXenのハイパーバイザーが動いている場合はCPUがフルに回っている状況になっている可能性が高い。このあたりの挙動はCore 2 Duoだと変わってくるのかもしれない。
ちなみに、差分の22Wの一年間の電気代は 22W x 24hour x 365day / 1000 * 22.31yen/KWh ≒ 4,300円なりであるので追加でCore 2 Duoを買う理由にはならない。
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