仮想化, 自宅サーバー

Amazon EC2試してみました

Amazonがやっている仮想レンタルサーバーEC2(Amazon Elastic Compute Cloud)を試してみた。普通のレンタルサーバーが月いくらの課金なのに対して、EC2は1時間あたり10セントの時間課金だ。サーバーで動かすOSはFedoraなど出来合いのものもあるが、信用ならんという人は自分のイメージを送ることもできる。私はDebianを動かしたいのでこのページを参考にしてDebianのミニマム・インストールイメージを転送して動かしてみた。マイ・イメージを動かすまでの手順は認証の鍵などの使用がやや煩雑だが大したトラブルもなく稼働に成功。ちなみにEC2についてはWEB+DB Vol43が詳しい。

さっそくsshでリモートログインしてみたがやはり海外にあるサーバーということでコマンドラインからの操作もちょっと遅延がある。が、通常の管理作業をするぐらいならまあ問題ないレベル。Webのホスティングなどでも許容範囲内かと思う。

さて、この実験でこのブログをホスティングしているwww.saitoudaitoku.comのXenイメージを自宅サーバーからEC2に移動させても動かせることが確認できた。また以前は、IPアドレスが動的という問題があったが、その問題も最近固定アドレスも使えるようになった。

問題は、0.1 x 24 x 30 = 72ドル/月という値段だ。常時動かすサーバーを無くせるのは魅力だが、それでもやっぱりローカルのファイルサーバーは欲しいし、自宅のブロードバンドを解約するわけにもいかないし、考えてみるとあまりお金は浮かない。趣味でやっている自宅サーバーを完全に移行する金銭的にはあまりメリットはないように思う。

ただOSのイメージを送るといつでも時間課金でホスティングしてくれる環境があるのは非常にうれしい。たとえば引越しのときなど必ずダウンタイムが生じていたが、これからはEC2を使って引っ越し時やプロバイダーの切り替え時のバックアップとして使えば、ダウンタイムを無くす事ができる。

ただこの私のサーバー、ダウンタイムがあってもあまり問題にはならないのが問題ではある…。

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